○宮幡政府委員 工業技術庁の機構を拡充強化いたしますことは、昨年来とつて参りました基本的な方針で、日本の科学技術が振興いたさなかつたならば、産業の合理化も不可能、それから合理化によりますところの国際経済へのさやよせができなければ、第一主義と申す輸出も振わない、かような面から国をあげて工業技術の振興にあたるベきだ、昨年は工業技術振興の国民運動を展開いたしまして、それに伴いまする本年度の継続的な方向といたしまして
宮幡靖
さらに政府は、国際物価水準へのさやよせをする、あるいは国際金利水準へさやよせするというような、労働者にわけのわからぬ、ぺてんにかけるようなやり方で、これ以上の労働強化と首切りをやろうとしておる。今年度の失業は非常な大きなものになると思うのであるが、政府はいかなる覚悟を持つているか。
春日正一
○池田国務大臣 補給金を廃止いたしましてわが国経済をほんとうの姿にし、あわせて国際市場とのさやよせをすることは、私の財政政策の根本であります。従いまして就任以来補給金を極力減少いたしまして、今年度二千二十二億円を大体二百四十億円程度減らして、これを減税の財源の一部に充てたわけであります。
池田勇人
そこで私どもといたしましては、一應本年度の織物消費税の税收見積り百三十七億という数字を動かさない程度におきまして、業者の税率を調整したらいかがかということを考えてみたわけでございますが、何分にも絹、人絹と綿、スフとのコストの開きがあまりにも著しうございますし、また綿、スフと人絹のその税率をさやよせするといたしますと、大体織物消費税のうちの六割が絹、人絹の方から來る收入でございますので、逆に綿、スフの
山本菊一郎
○小林委員 ただいまの御答弁によりますとさやよせをして行く、しかも現在考慮中というお話でありますが、すでに農家におきましては、來年の繭の生産につきまして桑園を拡張するとか、あるいは肥料を施すとか、來年の農産物の生産計画を立てて、それによつてすでに着手をしておる。
小林運美